WEEK END

ゲーム・映画・本・アニメについて感じた事・思った事などを綴るブログです。

アントマン&ワスプ【感想】


 今日(8/31日)公開の映画「アントマン&ワスプ」を見てきました。MCUシリーズの最新作であり「アントマン」(2015年)の続編になります。
 では、今回もぽつぽつと感想を書いていきたいと思います。

アントマン&ワスプ STORY

頼りなさすぎるヒーロー<アントマン>と、完璧すぎるヒロイン<ワスプ>──ふたりの前に、すべてをすり抜ける神出鬼没の謎の美女<ゴースト>が現れ、アントマン誕生の鍵を握る研究所が狙われる。敵の手に渡れば、世界のサイズが自在に操られてしまう!? さらに、金目当ての武器ディーラーの襲撃や、アントマンを監視するFBIの追跡も巻き込み、人や車、ビルなど全てのサイズが変幻自在に変わる“何でもアリ”の大騒動に! ユニークなパワーと微妙なチームワークで、アントマンとワスプは世界を脅かす“秘密”を守り切れるのか?
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以下ネタバレあり注意!!

四つの勢力の目的

 本作は「アントマン」の続編。主人公アントマン=スコット・ラングが「シビル・ウォー」(2016年)の後どうなったかが語られます。
 「シビル・ウォー」に関わった経緯なども少し語られ、その辺はシリーズを追ってきた人たちにとってはさり気ないながらも嬉しい部分だったのではと思います。

 さて今作は前作で語られた任務中の事故で量子世界から戻れなくなり、死んでしまったかと思われた「ハンク・ピム博士」の奥さん「ジャネット」を量子世界から助けだそうとするという、いたってシンプルなお話となっています。
 前作でスコットが量子世界からの帰還を果たした事により、「奥さんが生きている可能性が出たので量子世界へ助けに行く」といった所でしょうか。きちんと前作の内容からリンクしていてとても良いです。

 しかしそこにその邪魔をする謎の女性「ゴースト」やFBI、武器ディーラーが絡みお話が進行していきます。

 FBIは、指名手配中のハンク・ピム博士とワスプ=ホープの親子2人を追って。

 武器ディーラーは、博士が持つ研究成果をお金目的で奪う為。

 ……そして謎の女性ゴーストの目的。それは彼女の過去と体質にあります。

 彼女の父親はハンク・ピム博士の元部下でした。ですが博士にクビにさせられたゴーストの父親は単独で量子世界へ行けるトンネルの実験を行うも失敗。その事故でその場にいた父親、母親達は死亡。そしてただ一人生き残ったゴーストは体が物質をすり抜けてしまう体質を望まず手に入れてしまったのです。
 どうやらその体質は痛みを伴うらしく、物を持つこともままならない様です。
 ですがその体質に目を付けたS.H.I.E.L.D.(シールド)に工作員として教育され、暗殺者まがいの仕事をする事に……といった具合にかなりヘビィな過去を持つ彼女。

 つまり彼女の目的は自身の体を元の体に治すこと。その為に博士達親子の持つ量子世界へ行けるトンネルを奪おうとします。
 チョットその辺の設定がよく分からないのですが、量子世界にいるハンク・ピム博士の奥さんであるジャネットのエネルギーを特殊な装置を使ってゴーストが吸い込み、それで元の体に戻るそうです。なるほど?(不思議そうな顔をしながら)

アクション×ユーモア×アイデア=楽しい映画!

 そうアントマン&ワスプは観終わった後に「あー楽しい良い映画だったな!」という気分にさせてくれる映画です。個人的にはそうでした。

 小さくなったりでっかくなったりしながら戦うアクションシーンは、一辺倒なアクションシーンと違って単純に面白いですし、映画にちりばめられたユーモアが効いたセリフやシーンにはニヤついてしまいます。

 アイデアも満載で、研究施設の入ったビルを小さくしてトランクケースよろしく持ち運んだりするのはCMなどでも確認できますね。私は劇中で装置の故障で大きくなってしまったスコット=アントマンがトラックをキックボードの様に使ったりするのが個人的に気に入っています。

 楽しい映画だったなぁ………。

まとめ

 全体的には面白くて良かったんですが、細かい所をいうと武器ディーラー以外が基本善人なので「いや、話し合えよお前ら!」って感じもするんですよね。歩み寄りの精神大事。

 そして今作でもスタン・リー御大は出てますね。やったぜ。

 あとこの記事をここまで見て前作アントマンを見た事の無い人はあんまりいないとは思いますが、前作アントマンは来週の金曜ロードショー(9/7日)で放送するみたいなので、ぜひそちらもお願いします。(宣伝)

 といったところで「アントマン&ワスプ」、とても楽しい映画でグッドでした! 以上です!

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました!


(それにしてもエンディング後のシーン、インフィニティ―・ウォーのラストの件があるからどうなるかと思ったけど、スコットめっちゃやばいのでは……?)

  

無間氷焔世紀ゲッテルデメルング 消えぬ炎の快男児【感想】

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 7月18日に、Fate/Grand OrderFGO)の2部・2章「Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング 消えぬ炎の快男児」が配信されました。
 私もちょこちょことプレイをして、何とかクリアする事が出来ました。その感想を書いて行こうと思います。
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交差するそれぞれの意志

 前回、彷徨海の名前が出た後からの続きです。
 彷徨海は文字通り海の形をしている「移動する海」の様な存在なのだという説明がなされます。

 そこへロシアで出会った言峰ラスプーチンが強襲。捕虜になっていたカドックを連れ去ります。
 カルデア一行はとりあえず彷徨海へ向かう事に。ですが途中に異聞帯(ロストベルト)が立ちはだかります。そこで虚数潜航を使いつつ異聞帯をスルーする事に。ですがそうはうまくいきません。

 虚数潜航を開始するも、虚数空間の中を追ってくる謎の存在が。このままでは危険と判断し、ロストベルト内に一旦浮上する事に。この存在が何なのかは分かりませんがロシアで出てきて今回もいた「カルデアの者」を名乗る謎の人物じゃないのかな? と思うのですが実際の所どうなのでしょうか。ロストベルト間を移動するにはそれ相応の能力が必要な様ですし、今まで出てきたキャラクターで虚数空間を追ってきたり、魔術を使える(ゲルダの集落の結界を強化した)人物となると誰かいたかな? それにカルデアの者を名乗っている時点でカルデアを知っている人物という事になりますし……。
 もしくは序章、ロシアに出てきた見えない謎の女性? それとも全くの新キャラ? 謎は深まります。

 そして浮上した先は北欧。スカサハ=スカディが治め、クリプター・オフェリアが担当するロストベルト。さっそくのシグルドの強襲や巨人たちとの戦闘、異聞帯の少女・ゲルダとの出会い、人類種を永続させるために特化したこの世界の常識、ワルキューレ、そしてナポレオンとの出会い……。
 進んでいくストーリーですが驚いたのは突然の新キャラ「アルターエゴ・シトナイ」ですね。疑似サーヴァントでありその元になった人物はイリヤスフィール・フォン・アインツベルン。これは驚くなというのが無理でしょう。(その前の岩窟王にもまぁ驚きましたが、彼はまぁ過去何回か助けてくれてるので……)
 中身は一応アイヌのシトナイ、フィンランドのロウヒ、北欧の女神フレイヤですが表に出ているのは、ほぼイリヤの様なので、ロード・エルメロイⅡ世に近いのかな? 今回はバトルキャラは実装されていないですが、これは後で必ず実装される奴……!

 封印されているブリュンヒルデを助け出した一行はシグルドと対峙するわけですが、そのシグルドの正体はシグルドの肉体を乗っ取った炎の巨人スルト
 オフェリアの令呪によって自害を禁じられ、シグルドの肉体に閉じ込められていたスルトの魂は、シグルドの霊核が砕かれたことによって肉体から離脱。ロストベルト内に輝く太陽=封印されたスルトの肉体に戻り、外から封印を破り復活を遂げます。
 その後の展開をすべて見た後で、このあたりの一連のスルトの行動を思い返すと、彼は彼なりの方法でオフェリアに酬いようとしていたのだなぁ、と感慨深いものがありますね。破壊する事しかできないスルトが彼女にできる事はやっぱり破壊する事しかなかった訳で……。ずっと彼女の名前を叫んでいますしね……。

 そしてナポレオンの最期と、彼がオフェリアに残していったもの。救いの手。それによってオフィリアは初めて救われ、吹っ切れます。
 その後彼女がカルデア側に協力して大令呪シリウスライトを使うシーンはとてもよかったです。専用の一枚絵もありましたし。ですがスルトとの契約を切る為に要石である魔眼を排除する、と言ったくだりではマシュが作中で言っている通り「脳が破壊される」との事だったので、せっかく救われた彼女の身を案じて「やめてくれ……、お願いだからだれか魔眼蒐集列車連れてきてよ……」と心の中で念じていました(笑)
 最近「ロードエルメロイⅡ世の事件簿」の5巻を読んだばかりだったので……。

 しかしその後の展開で「もしや……」とは思っていましたが大令呪シリウスライトの代償が使用者の命だという事が発覚、マシュとの会話
「(――――――友達に、なりたかった)」
のくだりは思わず涙がでましたね。

 そして大令呪シリウスライトの代償が命と分かった今、すべてのクリプターに死亡フラグが立ちました。これはまずい。非常にまずい。カドック君死んじゃわない?大丈夫?

 そうなると気になるのが命を使用して発動する理由とこの大令呪が存在する訳。
 もともと死の運命にあったクリプターに対し与えられた命、そして力の様ですし、単純にサーヴァントのパワーアップとか異聞帯をどうこうできるとかそれ以上の何かがあってもおかしくは無いのかなぁと。
 シリウスライトに関しては令呪である必要性もあるのかちょっと疑問なんですが。聖杯戦争の令呪のシステムをなぞっているのなら、そのへんも何かあるのかなぁ……?

 ……とにもかくにもスルトを倒した後はスカディとワルキューレをサクッと倒し。空想樹「ソンブレロ」を倒して。とりあえずこの異聞帯は終了です。

 気になるのはスカディが語った空想樹の名前。確かロシアでの空想樹の名前は「オロチ」で、今回は「ソンブレロ」。これはほぼ確定で「銀河の名前」って事になりそうですね。
(調べたところによるとオロチ、ソンブレロは銀河の名前という事で共通する。どうでもいい話ですがソンブレロはメキシコのつばの広い帽子の事で、ソンブレロ銀河の画像を見ましたが確かにあのメキシコの帽子っぽい形)
 銀河の名前であることに何か意味があるのかどうなのか……。空想樹にそれぞれの銀河を見立てる事で何か魔術を行使しようとしてるのか? とか考えられますがどうでしょうね。

 そしてラストのゲルダのシーンはただただつらい。跳んだ瞬間に風が吹いてそのまま消えるとか、美しくも儚い。もう本当につらい。やるせなさがあふれます。
 ロシアの時もそうでしたが、異聞帯を敵にすることの現実というか結末を突き付けられている様ですね……。




(どうでもいいけど2章を「水曜日」に開始してクリアしたのが「日曜日」……。オフェリア……)

クリプターと「異星の神」の目的とは?

 キリシュタリアの発言からクリプターのとりあえずの目的は、神代の継続した世界のようですね。しかも「汎人類史は間違いではないが、正解では無かった」と言っている事からただの神代の継続では駄目で、それ以上をめざしているみたい?

 他のキリシュタリアの発言を振り返ると

「魔術王は魔術―――人による人理焼却を目論んだが、私は違う。神による人理編纂を選択する。」「古来より、人は惑星の運営に神を見いだした。 神は星であり、自然の摂理(システム)だと」「だが人類は無自覚だった。 システムは利用するものであって従うものではない。」

この様に言っていることから神=星を利用する(コントロールする)とも取れる訳で一体何をどうやってそこから人理編纂とやらをするのか……。

 そして「異星の神」が何をしようとしているかその目的はまだわかりませんが「神にはいまだ肉体がないんだ。」と言っていてキリシュタリアに協力を申し入れているので、1章の時にも思いましたが今現在進んでいる異聞帯の中での空想樹などの要素は、異星の神の降臨に必要な下ごしらえなのではないかと思います。キリシュタリアも「神のいる土壌」と言っていますし、「異星の神」を降臨する土壌って事なのではないかと。
(というかこのキリシュタリアに話しかけてるヤツ「異星の神」本人じゃないですよね。一人称「神」の神様って考えられなくもないけど、第三者が仲介してると考えるのが妥当のような……?)

 少しずつ情報は開示されてますがまだまだ分からない事だらけですね。

まとめ、次回はあの人登場?

 今回のラストシーンで、ついに姿を見せた彷徨海。
 そして登場した新たな人物、アトラス院の「シオン・エルトナム・ソカリス」!
 名前を聞いた瞬間、鳥肌が立ちましたよ!
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 「MELTY BLOOD」の主人公・シオンっぽい名前ですが、「月姫」(MELTY BLOOD)の世界は「Fate」世界とは別の世界なので、Fate世界でそのまま成長したシオンとか、そんな感じでしょうか。(予想)
 というか、なんか性格、違うし、ね。もはや別人では……。(エルトナムさん?)

 さすがに無いと思いますがサーヴァント化したら全力で引きに行く所存。

 という訳で、次回はLostbelt No.3「人智統合真国SIN」。
 配信を楽しみに待ちたいと思います。


(三周年と水着イベも待ってる。楽しみ。)

 前回の記事はこちら↓
yellowmeme.hatenablog.com

  

漫画家・水上悟志氏による1074Pのネームを元にしたオリジナルロボットアニメーー『プラネット・ウィズ』先行配信第1話【感想】


 昨夜0時に先着2000名限定でWEB先行上映会が行われたアニメ、

プラネット・ウィズ』!

 気鋭の漫画家・水上悟志先生によって描かれた、1074ページのネーム(!)を元に作られたオリジナルロボットアニメーションです。
planet-with.com


 水上悟志先生と言えば、『惑星のさみだれ』、『戦国妖狐』、『スピリット・サークル』などといった漫画を描かれている方で、最近では短編集『放浪世界』も出されています。(他にも色々とたくさん)

 今回のアニメ、『プラネット・ウィズ』は、個人的な見解ではありますが「おい、見てくれ……これが、水上悟志だ!バーンッ)」という気概を感じます。(?)
つまり、水上悟志先生という才能を世の多くの人達に知らしめる事になる作品……という事です。

 水上作品に今まで触れたことが無いという方は、興味があればいずれかの作品に触れていただければと思います。
ですがそこまで興味が無いという方はこちらのPVをご覧ください。
注意!こちらのPVには『惑星のさみだれ』、『戦国妖狐』、『スピリット・サークル』、『放浪世界』(虚無をゆく)のネタバレが含まれています。できれば先に漫画を読まれる事をお勧めします。
youtu.be

 興味が無かった方もこのPVで興味が出てきたのなら幸いです。

プラネット・ウィズ STORY

 黒井 宗矢は記憶喪失の高校生。猫の様な姿をした「先生」とゴスロリ風な恰好をした「銀子」と共に暮らしている。
 そんなある日、宗矢が住む街に謎の巨大飛行物体「ネビュラウェポン」が襲来する。
 先生と銀子と共に戦いに巻き込まれる宗矢だったがーーーその戦いの相手は、なんと街を護る7人のヒーローの方だった!
 気鋭の漫画家・水上悟志が贈るオリジナルアニメーション、ここに開幕!
公式サイトはこちら

www.youtube.com

プラネット・ウィズ 第一話『光、七閃』感想

 現在、漫画版が連載されている『プラネット・ウィズ』。
私は漫画版を4話まで見ている状態での視聴となりました。

 まず気になったのはその絵柄の完全再現度です。PVの時点ですでに水上先生の絵だったので、驚きというのは無かったのですが、見ている内に「あれ…? ちょ、ちょっとまってマジで完全に水上先生の絵でキャラクターが動いてる……!」とあとからジワリと押し寄せる謎の感動。これは私自身が水上作品のファンだからというのが大きいですが、ただただ、すごいと唸りました。

 そしてストーリーですが第一話という事もあって謎だらけといった印象。なぜか記憶が無い主人公・宗矢を筆頭に、目的不明の巨大飛行物体、謎の7人のヒーローとその力・念動装光、そして宗矢と共に暮らす正体不明の2人・先生と銀子……。
宗矢が戦うのがヒーローの方という設定は面白いですが、それにしたってどんな理由でなぜ戦わなくてはいけないのか? といった謎でできたパズルの様な印象を受けるお話ですね。
宗矢の記憶が、謎を解くピースになるのでしょうか。

 ラスト辺りでかかる音楽(田中公平さん!)もすごくいいし……盛り上がる!
あの音楽が流れた瞬間テンションが最高に上がりました。

 最初は正直どうかなと思ったロボも、やっぱり動いているのを見ると最高にカッコイイし………。

 全体を通して個人的にはすばらしい出来のアニメだったと思います。あとボクっ娘の銀子ちゃんかわいい。

 ただ、その「1074ページのネームを元にした」という構造上、漫画とアニメに差異がそこまでなく、そこが少し退屈だったかもしれません。
ですが内容は本当に面白かったです。
逆に言えばアニメから入った人は純粋に楽しめるのではないかと。

 今回の感想はまだ本放送前という事もあり、あんまりネタバレしないように書きましたが出来れば2話からはもう少し内容に突っ込んでブログに感想を書いていきたいと思います。
今から本放送が楽しみです。


以上、第1話WEB先行配信の感想でした。


過去の記事↓
二本松兄妹と木造渓谷の冒険【感想】 - WEEK END
  

いまさら『戦姫絶唱シンフォギア』を履修する――【第8話感想】

第8話 STORY

フィーネと決別し、行くあてもなく彷徨うクリスを、ソロモンの杖でコントロールされたノイズが執拗に追い立てる。シンフォギアをその身に纏っても、間断なく続く襲撃と降り注ぐ冷たい雨に体力は殺がれ、やがて疲労と発熱からクリスは路地裏に倒れ伏す。そこに通りかかった未来は、クリスを優しく介抱しつつ、胸の内にわだかまる親友への想いを少しずつ吐露する。傷ついている2人だからこそ、素直な言葉で通じ合えるのだった。その時、鳴り渡る警戒警報。自分のうかつな行動が、非戦闘員まで危険に巻き込んでいる現実を知ったクリスの慟哭がこだまする。
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第八話「陽だまりに翳りなく」感想

 前回の引きで割と絶体絶命のクリスでしたが、今回冒頭の様子だとその後すんなり逃げられたみたい。あの状態で逃げれるって事はフィーネって人は本当はそこまでクリスの事を始末する気無いのでは……? というかどっちでもいいのかな。

 とはいえクリスも消耗しており、行き倒れ。そんな所を未来に助けられます。

 お互いの事について話すクリスと未来ですが町を突然ノイズが襲撃。クリスはノイズから逃げ惑う人々を見て今まで自分がしてきた事の重大さに気がつき、ショックを受けます。
 ここのシーンでは突然現れた弦十郎がクリスを助け、二人の過去に何か繋がりある事匂わせますが、現在の所不明。なんなんだろ。

 一方、ノイズに襲われる町の中で偶然合流した未来と響。しかし音に反応するノイズのせいで響変身できず。未来が囮になる事で、どうにか状況を打開しようとします。
 そこでの逃げる未来の元へ駆けつける響のシーンはなかなか素晴らしかったですね。シンフォギアの「あ、それってそう使えるんだ」みたいな驚きがありましたし動きもカッコイイ。そして響の心の中の言葉。
「奏さんから託されて、私が受け取った、気持ちなんだ!」
で、最高にテンションあがる。

 気になったのは「人助けをするという事が、過去のノイズ襲撃で自分が生き残ってしまった事への負い目からの行動なのではないか?」という疑問が彼女の中に、確かにあったという事ですね。
 これは「どっち」なのか、「負い目」なのかそれとも「自分の意志」なのかというのは、結構つらい疑問だと思うんですよね。「負い目」なのであればそれはある意味自分を偽っているとも言えそうな気がするし……うーん。

 とはいえ今回はその件に終止符を打ったというか、答えを出したといった感じだったのでまた主人公として一歩先へ進んだ感じですね。

 そして何やら色々ありましたが、未来は響に気持ちを吐露し、二人は仲直り。やったぜ。
 あんまりギスギスしたのも嫌だもんねぇ。見てるこっちとしても。

 そしてクリスはまた一人どこか。
 クリスは後々仲間になるんだろうけど、きっともうチョイ先とかなんだろうなぁ。最終話直前とか。
 個人的には今すぐ仲間になって足並みそろえて戦うぐらいの感じでもいいんだけどなぁ。

 おそらく次回以降クライマックスに向けてお話が動きそうな気もするので(予想)これからに期待です。


以上8話の感想でした。

いまさら『戦姫絶唱シンフォギア』を履修する――【第7話感想】

第7話 STORY

いまだその手に現れないアームドギア。それでも響はあきらめず、形成に必要なエネルギーを握りこみ、運用効率を度外視したままネフシュタンに向かって叩き込む。真っ直ぐな槍に見立てた一撃は、響とクリスを隔てている強固な鎧を破壊したかに見えたのだが、他者を拒絶するクリスの心は頑なであり、相互理解を求めようとする響を徹底的に拒絶する。さらに熾烈を極めていく激闘。一方、響の秘密を知ってしまった未来の胸の内も穏やかではいられなかった。隠し事をしていた親友に向けられた怒りと、それ以上にわだかまる複雑な想いが心の平静を蝕んでいく。
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第七話「撃ちてし止まぬ運命のもとに」感想

 話はクリスとの戦闘の続きから。まさかクリスが二つ目の聖遺物を使うとは思わなかったですね。彼女が使うイチイバルは遠距離系のシンフォギアなのね。

 無理して駆けつけた翼も乱入するも、すぐにノイズが現れクリスにも襲い掛かる。そして現れた謎の女フィーネから用済み扱いされるクリス。
 やっぱり良い様に吹き込まれて扱われていた様子。依存関係というか、そうなる様に扱われてたんだろうなぁ。不憫。

 そして響と未来は険悪なムード。まぁ、そのうち仲直りはするんだろうけど。つらい。

 気になるのは了子さんの話。
 了子さんの話を要約すると響は聖遺物と融合したことで負荷なく聖遺物を扱えると。ということは絶唱などの力も響の今の状態なら死んだりせずに使えるということかな。
 後半の話やフィーネ状態で言っていたことはなんだかよくわからないけど、なにか作ろうとしているみたい?

 少しずつ物語の核心に迫ってきましたが、物語がどう転がっていくのか全然わかりませんね!

 それにしてもクリスには幸せになってもらいたい。。。


以上、第7話感想でした。

いまさら『戦姫絶唱シンフォギア』を履修する――【第6話感想】

第6話 STORY

クリスと激突する響。本来であれば、翼にも匹敵する戦闘力のクリスを相手に、およそ勝ち目など無かったが、起動したデュランダルと共振した響は、半ば暴走した状態で破壊エネルギーを解き放ち、かろうじてクリスを退けることに成功するのであった。制御できない自分自身に恐怖する響は、力の使い方に思い悩み、より真剣に向き合おうともがく。そんな響の努力を目にすることで翼の胸の内にも僅かばかりの変化が生じていく。一方クリスも、響との交戦を思い返し、その秘められた可能性に慄然とする。やがて、次第に損なわれていく自分の立場に言い知れぬ孤独を覚えるのであった。
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第六話「兆しの行方は」感想

 今回の内容はすごく良かったですね。登場人物の内面にフォーカスさせつつも人間関係の変化を描いている印象。

 ちょっと翼が急に響に心を開きすぎの様な気もしますが、距離がグッと縮まりましたね。
 しかしその二人の様子を見てしまった未来が暗い表情に……。

 ともあれ、やっと話し合う事が出来た響と翼。響の語る戦う理由と翼が話すアドバイスが後半の戦闘シーンに生きていますね。もう一歩、響も成長したといった所でしょうか。

 そして未来への響の正体バレ回でもある今回。この手の正体隠してる系の話では必ず正体バレ回が来ますが、「ここで来たかー」って感じもします。
 もう少し隠すのかなとも思ったんですが、ここで来ましたか!と。
 正体が友達にばれる!とか、正直そういう展開、好き。(好き)

 今回の話で響が聖遺物をすぐにうまく扱える様になる、ということがクリスの台詞から読み取れましたが、それが才能によるものなのか、それ以外のファクターによるものなのかは明言されませんでしたね。予想としては後者のような気がしますが、どうなのでしょうか。

 話の本筋は見えないままですが、とてもこれからの展開が気になりますね。


以上、第6話感想でした!

いまさら『戦姫絶唱シンフォギア』を履修する――【第5話感想】

第5話 STORY

防人の誇りをかけて解き放った絶唱は、鎧の少女「雪音クリス」の目的である立花響の拉致こそ阻止できたが、ネフシュタンの奪還には至らず、また翼もその身に受けたダメージによって戦線離脱を余儀なくされるのだった。ひとり残った響は、弦十郎の指導のもと、特訓の日々を送る。それは、戦闘技術のレベルアップ以上に、戦士としての心構えを向上させていくのであった。そんな中、日本政府より本部最奥に格納されている完全聖遺物「デュランダル」を移送せよとの特命が下る。護衛の任につく響。迫り来るは、いまだ姿を見せぬ悪意であった。
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第五話「なお昏き深淵の底から」感想

 修行に励む響。なんていうか適合者だからなのかすごいパンチ力で笑う。どのくらい修行したのか分からないけれど、確実に力をつけていっているみたいで大変すばらしい。努力する主人公は良いものだ。

 そして謎の女登場。いったい誰なんだ(棒)。
 彼女はソロモンの杖と呼ばれる完全聖遺物を持っている様子で、どうやら謎の女の子クリスも彼女の一党みたい。
 この二人の関係は何だろうか。クリスは歪んだ愛情の様な物を謎の女に抱いてるようだったけれど、この感じだといい様に使われている感じもする。

 まぁ謎の女は完全に了子さんっぽいけど、やっぱり狙いは聖遺物かな。
 他国(?)の思惑と彼女の思惑は別にあるみたいだし、今の所は敵と味方の勢力が謎の女の掌の上って感じ。

 完全聖遺物であるデュランダルを輸送するように仕向けて奪おうとしたっぽいけど、期せずして響の歌に呼応する様にデュランダルが覚醒したので奪うのを止めて様子見したのかな? なんか爆発の後で奪おうとすれば奪えそうだったし。

 そういえば響が弦十郎の事を師匠と呼んでたのが細かい変化だけどとても良いですね。人間関係もどう変化していくのか、楽しみな所です。

 今回は黒幕登場回って感じでしたね。ちょっとずつ物語が動き出したと感じられるお話で、今後も期待して見ていきたいです。

以上、第5話の感想でした。