宇宙兄弟(27巻)
宇宙兄弟の新刊、27巻。今回はせりかさんメインの巻。
“父の命を奪ったALSを治す薬を作るため、ISSで実験を繰り返すせりかだが、思うような成果が出ない。そんな時、せりかに個人的な恨みを持つ人間が、ネット上に「毒薬」をばらまいた。悪意は一瞬で拡散し、地球からの激しいバッシングは、せりか本人の耳にまで届いてしまう。そして告げられる実験中止命令。追い詰められたせりかの周りに、水滴が舞った――。”
その予兆はありましたが、以前空港で待ち伏せしていた製薬会社の人間がせりかさんにでっち上げの罪をなすりつけ、ネットは炎上。そしてどんどん拡散。その結果ALSの実験は中止に追い込まれてしまいます。
えぇぇ、そんなことで……中止なの? って感じですが。
以下作中セリフ
「人の悪口というのは
仲間内で言う人は“凡人”
口に出さない人は“賢人”
不特定多数に向けて発信する人は“暇人”ですから」
「“発する言葉”は “自分自身”なんだって
皆がネットに打ち込む文字も
結局“その人”でしかない
鏡を見てるってことに 気づいてない人が多いだけ」
今に始まったことじゃないですが、ネット炎上、ネット上の誹謗中傷っていうものになんだかモヤモヤした気持ちにさせられる事は多々あります。
文字が“鏡”っていうのはすごくわかる気がします。文章って本当に人柄が出ると個人的には思っているので……。
今回のせりかさんの件はなんとか悪い噂を良いニュースで払拭、誤解も解けるといいんですが、次巻以降に期待!