WEEK END

ゲーム・映画・本・アニメについて感じた事・思った事などを綴るブログです。

FGO 永久凍土帝国 アナスタシア 獣国の皇女 感想

 4/4日に配信開始になったFate/GrandOrderの第2部・1章、「Lostbelt No.1永久凍土帝国 アナスタシア 獣国の皇女」をクリアしたので感想的なものを書いていきたいと思います。当たり前ですがネタバレ注意
youtu.be


・異聞帯、敵の目的

 序章でのカルデア襲撃を受け、シャドウ・ボーダーで虚数空間へと逃げた主人公一行。今回、何とか実数空間への浮上を果たしますが、シャドウ・ボーダーは故障。虚数潜航は一時的にできなくなってしまいます。
 浮上した場所はロシア。そこでは魔獣と人間を合成した新人類「ヤガ」が暮らしており、イヴァン雷帝が統治し、オプリチニキが目を光らせる異様な世界。
 「異聞帯」(ロストベルト)と呼ばれるこの世界は何らかの原因によって汎人類史から分岐した世界であり、行き止まりであり打ち切りの人類史。つまり滅びが確定した世界。パラレルワールドではないらしい。
 どうやらカルデアを襲ったクリプター達は、この異聞帯を侵略兵器として使い、汎人類史を侵略しているみたい。
 そして、この世界には「空想樹」と呼ばれるデカイ樹が生えており、これが2部における倒すべき目的、1部における魔神柱の様なボスに当たる様ですね。とはいえ、これは汎人類史にこの異聞帯を固定する為のものっぽいので、どの程度敵の中で重要な事なのか……。クリプター達、つまりAチームがフォーリナー的な神……の様な「何か」に蘇生してもらった際にその「何か」が「空想樹はこの惑星を初期化する。新たな神話を作り上げる。汎人類史を押し潰し、神をその手で構築せよ。私を受け入れる、その法則を築き上げよ」と言っていることから、おそらく「私地球に降臨したいから空想樹使ってその下地作ってね、よろしく」という事だと思うので、重要ではありそうな気がするんですがー。まぁ、結局なんだかよくわかんない感じで破壊された訳ですが。
 この世界の担当者であるカドック君や他の6人が担当する世界はどうやら最終的に最後の一つの世界になるまで戦わなくてはならない様なので、Fate的な感覚からいうと聖杯的な何かを満たすために最後の一世界になるまで戦わなくてはいけない? つまりそれぞれの世界がどのような方法であっても全て消えればいい訳で、仮にそうだとすれば、主人公たちがこれから残りの世界を潰していくとして、それは結局のところ「何か」の思うつぼなのではないか、なんて想像します。「神は、どちらでもいい」っていう台詞はそういう事なのかなって。

・敵味方含むキャラクター達

 主人公たちがこの異聞帯で出会い行動を共にする「ヤガ」のパツシィは非情に人間味のあるキャラクターでしたし、敵であるカドック君やアナスタシアの様子も「尊い。。。」と内心、呟きながらプレイしていました。
 アマデウスサリエリの関係もすごく良かったですねぇ。サリエリはお迎えしたいけれど、ストーリー限なのでガチャを引く勇気は無いんじゃ……許しておくれ……。
 あとはアヴィケブロンも良かったですね「ここを工房とする!」(水曜どうでしょうネタ)は笑いました。テンションあがってるの面白いし可愛い。最後の覚悟も良かったです。
 そして序章からその片鱗を見せていた新所長のあふれ出る残念感と実は良い人感。「え? なんでそういうコトするの?」とか言い方や顔が絶妙に憎めない感じで好きです。
 他にもアタランテ・オルタや、ミノタウロス、コヤンスカヤ、イヴァン雷帝、それに武蔵ちゃんと多くのキャラクターがいましたが、注目すべきはなんといってもこの男でしょう。言峰神父ことラスプーチン……こと言峰綺礼です。
 言峰は作中で2004年に死んだが遺体は焼失してしまったとされていますが、疑似サーヴァント・ラスプーチンとして本編に登場します。ですがラスプーチンが目的を果たした為、言峰の中からラスプーチンは消える事となった様で……。残ったのはサーヴァントの体と言峰本人の意識、つまりそれってほぼ本人って事じゃないですかー、うわー。ストーリーをどう引っ掻き回してくれるのか、今から楽しみです。

・まとめ

 今回のお話はかなり大ボリュームでしたね。それにシステム面ではマシュの霊衣解放が追加され、それによってスキルや宝具の変更が可能になりました。という事は今後は他のサーヴァントが霊衣解放することで、違う宝具を使える可能性が……? 夢が広がります。
 ストーリー的には次の章「Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング」に魔術世界三大組織の一つ彷徨海が出る様なので、そこがカルデアメンバーとどう絡んで行くか気になります。それに「どうせ死んじゃうんでしょ」ぐらいの感覚でいたカドック君が生きたまま拘束されたので、彼のその後も気になる所です。
 おそらく間が空くとは思いますが、次の章にも期待して配信を待ちたいと思います。