WEEK END

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無間氷焔世紀ゲッテルデメルング 消えぬ炎の快男児【感想】

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 7月18日に、Fate/Grand OrderFGO)の2部・2章「Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング 消えぬ炎の快男児」が配信されました。
 私もちょこちょことプレイをして、何とかクリアする事が出来ました。その感想を書いて行こうと思います。
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交差するそれぞれの意志

 前回、彷徨海の名前が出た後からの続きです。
 彷徨海は文字通り海の形をしている「移動する海」の様な存在なのだという説明がなされます。

 そこへロシアで出会った言峰ラスプーチンが強襲。捕虜になっていたカドックを連れ去ります。
 カルデア一行はとりあえず彷徨海へ向かう事に。ですが途中に異聞帯(ロストベルト)が立ちはだかります。そこで虚数潜航を使いつつ異聞帯をスルーする事に。ですがそうはうまくいきません。

 虚数潜航を開始するも、虚数空間の中を追ってくる謎の存在が。このままでは危険と判断し、ロストベルト内に一旦浮上する事に。この存在が何なのかは分かりませんがロシアで出てきて今回もいた「カルデアの者」を名乗る謎の人物じゃないのかな? と思うのですが実際の所どうなのでしょうか。ロストベルト間を移動するにはそれ相応の能力が必要な様ですし、今まで出てきたキャラクターで虚数空間を追ってきたり、魔術を使える(ゲルダの集落の結界を強化した)人物となると誰かいたかな? それにカルデアの者を名乗っている時点でカルデアを知っている人物という事になりますし……。
 もしくは序章、ロシアに出てきた見えない謎の女性? それとも全くの新キャラ? 謎は深まります。

 そして浮上した先は北欧。スカサハ=スカディが治め、クリプター・オフェリアが担当するロストベルト。さっそくのシグルドの強襲や巨人たちとの戦闘、異聞帯の少女・ゲルダとの出会い、人類種を永続させるために特化したこの世界の常識、ワルキューレ、そしてナポレオンとの出会い……。
 進んでいくストーリーですが驚いたのは突然の新キャラ「アルターエゴ・シトナイ」ですね。疑似サーヴァントでありその元になった人物はイリヤスフィール・フォン・アインツベルン。これは驚くなというのが無理でしょう。(その前の岩窟王にもまぁ驚きましたが、彼はまぁ過去何回か助けてくれてるので……)
 中身は一応アイヌのシトナイ、フィンランドのロウヒ、北欧の女神フレイヤですが表に出ているのは、ほぼイリヤの様なので、ロード・エルメロイⅡ世に近いのかな? 今回はバトルキャラは実装されていないですが、これは後で必ず実装される奴……!

 封印されているブリュンヒルデを助け出した一行はシグルドと対峙するわけですが、そのシグルドの正体はシグルドの肉体を乗っ取った炎の巨人スルト
 オフェリアの令呪によって自害を禁じられ、シグルドの肉体に閉じ込められていたスルトの魂は、シグルドの霊核が砕かれたことによって肉体から離脱。ロストベルト内に輝く太陽=封印されたスルトの肉体に戻り、外から封印を破り復活を遂げます。
 その後の展開をすべて見た後で、このあたりの一連のスルトの行動を思い返すと、彼は彼なりの方法でオフェリアに酬いようとしていたのだなぁ、と感慨深いものがありますね。破壊する事しかできないスルトが彼女にできる事はやっぱり破壊する事しかなかった訳で……。ずっと彼女の名前を叫んでいますしね……。

 そしてナポレオンの最期と、彼がオフェリアに残していったもの。救いの手。それによってオフィリアは初めて救われ、吹っ切れます。
 その後彼女がカルデア側に協力して大令呪シリウスライトを使うシーンはとてもよかったです。専用の一枚絵もありましたし。ですがスルトとの契約を切る為に要石である魔眼を排除する、と言ったくだりではマシュが作中で言っている通り「脳が破壊される」との事だったので、せっかく救われた彼女の身を案じて「やめてくれ……、お願いだからだれか魔眼蒐集列車連れてきてよ……」と心の中で念じていました(笑)
 最近「ロードエルメロイⅡ世の事件簿」の5巻を読んだばかりだったので……。

 しかしその後の展開で「もしや……」とは思っていましたが大令呪シリウスライトの代償が使用者の命だという事が発覚、マシュとの会話
「(――――――友達に、なりたかった)」
のくだりは思わず涙がでましたね。

 そして大令呪シリウスライトの代償が命と分かった今、すべてのクリプターに死亡フラグが立ちました。これはまずい。非常にまずい。カドック君死んじゃわない?大丈夫?

 そうなると気になるのが命を使用して発動する理由とこの大令呪が存在する訳。
 もともと死の運命にあったクリプターに対し与えられた命、そして力の様ですし、単純にサーヴァントのパワーアップとか異聞帯をどうこうできるとかそれ以上の何かがあってもおかしくは無いのかなぁと。
 シリウスライトに関しては令呪である必要性もあるのかちょっと疑問なんですが。聖杯戦争の令呪のシステムをなぞっているのなら、そのへんも何かあるのかなぁ……?

 ……とにもかくにもスルトを倒した後はスカディとワルキューレをサクッと倒し。空想樹「ソンブレロ」を倒して。とりあえずこの異聞帯は終了です。

 気になるのはスカディが語った空想樹の名前。確かロシアでの空想樹の名前は「オロチ」で、今回は「ソンブレロ」。これはほぼ確定で「銀河の名前」って事になりそうですね。
(調べたところによるとオロチ、ソンブレロは銀河の名前という事で共通する。どうでもいい話ですがソンブレロはメキシコのつばの広い帽子の事で、ソンブレロ銀河の画像を見ましたが確かにあのメキシコの帽子っぽい形)
 銀河の名前であることに何か意味があるのかどうなのか……。空想樹にそれぞれの銀河を見立てる事で何か魔術を行使しようとしてるのか? とか考えられますがどうでしょうね。

 そしてラストのゲルダのシーンはただただつらい。跳んだ瞬間に風が吹いてそのまま消えるとか、美しくも儚い。もう本当につらい。やるせなさがあふれます。
 ロシアの時もそうでしたが、異聞帯を敵にすることの現実というか結末を突き付けられている様ですね……。




(どうでもいいけど2章を「水曜日」に開始してクリアしたのが「日曜日」……。オフェリア……)

クリプターと「異星の神」の目的とは?

 キリシュタリアの発言からクリプターのとりあえずの目的は、神代の継続した世界のようですね。しかも「汎人類史は間違いではないが、正解では無かった」と言っている事からただの神代の継続では駄目で、それ以上をめざしているみたい?

 他のキリシュタリアの発言を振り返ると

「魔術王は魔術―――人による人理焼却を目論んだが、私は違う。神による人理編纂を選択する。」「古来より、人は惑星の運営に神を見いだした。 神は星であり、自然の摂理(システム)だと」「だが人類は無自覚だった。 システムは利用するものであって従うものではない。」

この様に言っていることから神=星を利用する(コントロールする)とも取れる訳で一体何をどうやってそこから人理編纂とやらをするのか……。

 そして「異星の神」が何をしようとしているかその目的はまだわかりませんが「神にはいまだ肉体がないんだ。」と言っていてキリシュタリアに協力を申し入れているので、1章の時にも思いましたが今現在進んでいる異聞帯の中での空想樹などの要素は、異星の神の降臨に必要な下ごしらえなのではないかと思います。キリシュタリアも「神のいる土壌」と言っていますし、「異星の神」を降臨する土壌って事なのではないかと。
(というかこのキリシュタリアに話しかけてるヤツ「異星の神」本人じゃないですよね。一人称「神」の神様って考えられなくもないけど、第三者が仲介してると考えるのが妥当のような……?)

 少しずつ情報は開示されてますがまだまだ分からない事だらけですね。

まとめ、次回はあの人登場?

 今回のラストシーンで、ついに姿を見せた彷徨海。
 そして登場した新たな人物、アトラス院の「シオン・エルトナム・ソカリス」!
 名前を聞いた瞬間、鳥肌が立ちましたよ!
youtu.be
 「MELTY BLOOD」の主人公・シオンっぽい名前ですが、「月姫」(MELTY BLOOD)の世界は「Fate」世界とは別の世界なので、Fate世界でそのまま成長したシオンとか、そんな感じでしょうか。(予想)
 というか、なんか性格、違うし、ね。もはや別人では……。(エルトナムさん?)

 さすがに無いと思いますがサーヴァント化したら全力で引きに行く所存。

 という訳で、次回はLostbelt No.3「人智統合真国SIN」。
 配信を楽しみに待ちたいと思います。


(三周年と水着イベも待ってる。楽しみ。)

 前回の記事はこちら↓
yellowmeme.hatenablog.com